第一回会議に参加しました!②

ひげぼうず

2006年12月26日 01:15

ここまででけっこう疲れちゃいましたが、頑張って今日中に書き上げたいと思います。
ほっとくと忘れちゃいますからね。



ちなみに。
私も一応会議に参加していたので、会議中の写真はさすがに撮影できませんでした。
市の方や各メディアの方々がたくさん撮影していたので、明日あたり写真が掲載されると思いますので、会議の様子はそちらで確認してみてください。
議事進行が市の方から座長に引き継がれ、まず座長就任挨拶。
そこで、まず座長から本会議の約束事の確認

①議論に関してタブーは無し
  何でも分からないことは議論しましょう!
②相手を誹謗中傷する発言はしないこと
  良い会議にはなりません。
③相手の発言を妨げることはしないこと
  相手の話をちゃんと聞くこと。
④勉強すること
  客観的な情報・数値を見て理解すること。自分でも調べるべし。

これらは当たり前の事なのかもしれないですが、これを会議の最初に言ったことで、会議のルールというか、参加する姿勢が明確化され、場が引き締まったように思いました。
しかし、これを打ち合わせなしで言えるなんてすげーや。

いよいよ会議の開始。
まず座長から、第一回~二回ぐらいは勉強会をしようという提案がありました。
やっぱり共通の情報、認識を持った上で話をしなければ、それは無駄な議論に終わることもありますし、全然違う方向に向かう場合もあります。
もちろん私も大賛成。
各委員も賛同し、まずは市のほうから事業の説明を受けることになりました。

しかし、その前に。
本来はオブザーバー(傍聴者)の発言はNGということになっている会議なのだが(市民からの選出の委員が市民の声を代表するという意図から)、傍聴席から発言をしたいとの挙手が!

結局、座長の裁量でその方に発言していただきました。
泡瀬の方でした
発言の内容は、

地元泡瀬は事業賛成で一致している。
国や県の事業ですでに着工しており、賛成が市民の大多数の意見のはず。
いまさら何を議論するのか。


というものでした。
私は事前に泡瀬復興期成会のページで、泡瀬の方々の想い、考えを一通り拝見していましたので、発言の意図は多少は理解できたつもりです。
平成初期から沖縄市を相手に、本事業について色々な意見や提案を行ってきた泡瀬復興期成会や泡瀬ビジュル会の人たちにとっては、私達がこれから行おうとする議論は、もう済んだ議論に思えるのでしょう。
一刻も早く事業を進め、泡瀬の方々の想う理想を実現したいという気持ち。
しかし色んな要因でなかなか先に進まない事業への苛立ち。
そんな思いからの発言だったのだと思います。

しかし、一度作ってしまえば元に戻すのは不可能な事業、検討はしすぎても無駄ということはないはずです。
それに、沖縄に来て間もない私ですが、意外なほどこの事業の内容を知らない人が多いのを感じます。
多くの市民の理解を得るためにも、公の席での検討は意義があると思っています。
私のような外部の新参者がいるような会議に不快感を示されたのかもしれませんね。
でも、多くの市民の皆さんの疑問を代弁すべく努力していきたいと思いますので、どうぞ温かい目で見守ってくださいね。

さて、長くなりましたが、次です。
市のほうから配布資料を基に事業の説明がありました。
以下、市のホームページに資料が上がりましたらリンクを張ります

①事業計画の経緯と背景
  事業の経緯と背景を、時系列に説明。
②土地利用計画
  どの区域をどのようにして利用するのかの計画をイメージパースと共に説明。
③東部海浜開発事業と泡瀬地区埋立事業の枠組み
  市・県・国の担当、負担を説明。

これらについて、委員から質問。

Q. 本事業は国・県負担であり、土地も国からの随時購入なので市の負担はないのか?
A. (経済的)リスクは少ないと考える。追って必要な資料は提供する。

ということで、資料の要望を各委員から。

・市が行ったアンケートなどの資料を見たい。 
・環境問題に関する資料を、市民に理解できるレベルのものを用意して欲しい。
・土地の売買に関する資料が必要(宮古島市では約束を反故にされ借金を抱えている)
・周辺海域に影響を与える可能性の高い地域も含めた下水インフラの資料
・事業のバックデータ(根拠となるデータ)がほしい。
・類似事業の情報(成功事例・失敗事例)を多くほしい。
・沖縄市の財政状況についての資料 ← 事業は破綻しないのか?
・運営費についての資料(維持費等)
・ドーナツ化現象(他地域の状況低下)に関する対策
・土地利用に関する市と県のまちづくりコンセプトに関する連携の資料
・環境保全・回復のための費用の資料


ここで環境のプロ、藤田委員から。

環境に関する資料は色々出ているが、調査の方法がバラバラで比較できない。
これらを客観的資料にまとめることは、やらなければならないがとても時間がかかる。


そして座長からまとめ。

なにが事業の成功なのかを明確にすべき。
単にこの事業だけでなく、沖縄市、もしくは周辺地域がどのようになるのかを洗い出すべき。


それに対し、島田委員から。

環境にどのような影響があるのか、事業として成り立つのもなのか、そしてそれらは子や孫の世代に背負わせる負の遺産にはならないだろうかという視点に立った資料が必要。
そして、それらを会議で精査し、公開していくことが会議の目的だろう。


との発言。
この発言、とても納得が出来ました。
私も全く同感で次の世代へ負の遺産を残さないために、この検討委員会の意義はあるのだと思います。

今後この会議でどのような議論がされるかは分かりませんが、常にこの事を意識して考え、参加していきたいと思います。

そして、各委員で今回のこの会議の内容、配布資料、その他情報収集を行い、本事業に関する疑問点を洗い出し、次回の議題として検討することになりました。

次回の会議は2007年1月19日の金曜日

今日は緊張のしっぱなしで、ろくな考え・発言ができなかったので、事前に色々と調べ、考えをまとめた上で会議に臨みたいと思います。



追記:

沖縄市のサイトに会議資料が上がっていました。

会議資料
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