足元を見ると、
無数のゴミが。
粗大ゴミの類ではなく、スーパーの袋に入れられた
家庭ゴミがほとんどです。
車の窓から投げ捨てたのでしょうか。
どう考えても処分に困って仕方なく、と言うより、
単なるポイ捨てにしか見えません。
こんなゴミ、ゴミの日に出せば持って行ってくれるのに。
なんでわざわざここに捨てるんでしょうか。
理解に苦しみます。
おそらく、あまり考えずに気軽に捨てているのだと思います。
だからこそ、罪悪感が薄く、安易な気持ちで捨ててしまう。
そんな気がします。
比屋根湿地は
マングローブの密生が激しく、降りて清掃は容易ではないでしょう。
それをわかっているのでしょうか・・・。
こんなところにも。
泡瀬の自然を守る活動をしている人たちがいます。
かたや、このように平気でゴミを捨てる人たちがいます。
内地から沖縄に来て一年半、これは私の主観ですが、内地の人よりも沖縄の人のほうが、環境に対する意識が低い気がしてなりません。
もちろんすごく意識が高い人たちも多いです。
それは、残念ながら一部の人たちのような気がします。
多くの人が環境への影響について無頓着な気がするのです。
内地の都市部では、道路での喫煙を制限する地域や、ゴミの分別処理にとても厳しい地域が少なくありません。
沖縄では、タバコのポイ捨ては日常的に見ることができます。
私の見る限り、それは旅行者ではなく沖縄の人です。
海岸に出れば足元はゴミだらけだったりします。
前に家族で残波岬に行った時、あまりの吸殻の量に閉口し、掃除をして帰ってきたことがあります。
決して
汚してもいいと思っているわけではないと思います。
その人と話をしてみても、決して悪い人ではありません。
ただ、
悪いことをしているという自覚もない。
そんな印象です。
そういった人は、非常に残念なことですが、どこの土地に行っても必ずいます。
しかし沖縄の場合、どこの土地にも負けない、美しい自然があります。
この美しい自然を自分たちの財産と考えるのであれば、やはり自ずから
ゴミを捨てないようにするのが良識ある人間であると思うのは、おかしい考えでしょうか。
大好きな沖縄の人たちを悪く言うようなことは言いたくありません。
しかし、偽らざる私の印象です。
大好きな沖縄の人たちだからこそ、もっと自然を慈しんでもらいたいのです。
『環境破壊』なんて言うと、個人では如何ともし難いことに思えますが
、『ゴミは捨てないように』だったら、私たちにもできることです。
私は
『自然を大切に』とか
『地球に優しく』などと言う言葉は好きではありません。
なんだか、人間風情がおこがましいと言うか、人間が環境や地球に対して
上から目線での言葉のような気がして違和感があるのです。
私はあまり大きなことは言えませんしできません。
ただ、自分の身の回り、自分の住んでいる土地、その周辺、そのあたりをできるだけ汚さないようにしたいと思っています。
人が生活すれば、少なからず自然を汚します。
でも、最小限に抑えることはできるはずです。
自然に立ち入る時もできるだけ痕跡を残さないように、『ちょっとだけお邪魔します。』と言う
謙虚さを忘れないようにしたいと思っています。
なかなか自分でもできていない部分が多いですが、それでも、自然や環境に対する私のスタンスはここにあります。
大変長文で、なんだかまとまらなくなってきましたが、皆さんはこれを読んで、どう思いますか?
ぜひご意見をお聞かせください。