第5回会議(っていうか視察会)開催!
2007年03月17日、第5回東部海浜開発検討会議の日です。
今回の会議は、会議室を飛び出しての観察会です。
泡瀬干潟と工事現場を見て回りました。
みんな気合を入れた格好です。
ちなみに私は
ジーパンにトレーナーでした
(普段着かよ!)。
で、終わってみての感想ですが、
とっても楽しかったです。
不謹慎かもしれませんが。
だってホントに楽しかったんだも~ん。
なにがって、泡瀬の海がこんなにすごい所だって知ることができたんですから!
干潟には生き物がた~くさんいるし、すごいパワーを持っているのも知ることができたし。
これなんだと思います?
タマガイという貝のタマゴ(のカタマリ)で、
砂茶碗(スナヂャワン)というらしいです。
面白いですねぇ~。
ちなみに、このタマガイ、
貝を食べるらしいです。
アサリなどの2枚貝を食べるらしいので、砂茶碗があるところ、タマガイがいて、エサとなるアサリがいる、という事になるらしく、
砂茶碗があればアサリがいる可能性が高いそうです。
こいつがウワサ(?)の
クビレミドロ。
初めて見ました。
かわいいですねぇ。
ちっちゃいから、言われないと見逃しちゃいますね。
そしてこいつが
ミナミコメツキガニ。
これまたちびっこくてかわいいです。
一生懸命砂の中に逃げ込みます。
そして
干潟の浄化作用のすごさ。
ドブ川付近を掘り起こすと
ドブ臭がします。
見た目も一目瞭然。
こういった層は河口付近には必ずあるらしいのですが、ここはちょっとひどいらしいです。
それが、100メートルほど沖に出ると・・・。
ごらんの通り。
黒い砂は出てこず、においもしません。
干潟の小さな小さな
動植物・微生物が分解し浄化したということです。
すごいです。
干潟というのは、ある種の生物がいるからとか、どういう地形だからということで大事なのではなく、その地形と生態系のバランス全てが絶妙に保たれているから重要なのだそうです。
特定の種を保護するのではなく、
干潟という環境全体を保護・保全しなければバランスを失うことになる、そういう事のようです。
今回干潟を観察し、いままで知らなかった干潟のすごさを知ることができてほんとうに良かったです。
また今度、家族で行きたいです。
干潟の観察はホントに楽しかったのですが、工事現場で見たものはある意味すごく
ショッキングでした。
工事自体はとても安全や環境に配慮されていて、工事の責任者の方曰く、「
日本一きれいな工事現場」と言うほど。
工事現場の周辺の海は予想よりはるかにきれいで、今年度の工事箇所付近でも水はかなりの透明度を保っていました。
日本一かは分かりませんが、きれいなのはよ~く分かりました。
では何がショッキングだったかというと、その
広さです。
この写真で埋められている範囲、これだけで全体の
たった5%だそうです。
つまり、完成したら
あと20倍の広さという事です!
驚きの広さ!
あまりの大きさに、
あ然としてしまいます。
そんな感じで、干潟や泡瀬の海の素晴らしさを知ることが出来たことが収穫の一つではありますが、あまりの
工事規模の大きさに圧倒されて視察を終了しました。
この埋め立て工事現場を目の当たりにし、何を考えたらいいのか分からなくなってしまいました。
このあたりの考えは、もう少し頭の中で整理して見たいと思います。
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