傍聴者の方の批判

ひげぼうず

2007年05月10日 00:42

東部海浜開発事業の事をネットで色々と調べていて、あるブログに厳しい会議への批判が書かれていました。

毎回会議の傍聴に来ていただいている方で、地元泡瀬の方です。

それについて、少し書かせてもらおうかと思います。

なお、ここでの発言は、私個人の考えによるものです。

会議の総意ではないことはご理解下さい。


そのブログでは次のような事が書かれていました。


・事務局が答えられないような質問をして事業計画がずさんであると言っている

・この事業はダメだと結論付けている

・検討会議は事業を止めることが出来なければ意味が無いという委員もいる

・この会議は事業の是非を問うものではないという事を理解していない委員がいる

・市民の代表だと言い切るも委員がいる




結構手厳しいです。。。


第7回の会議は、あらじかじめ会議が出した疑問点を沖縄市側に回答してもらうという形で進めました。

会議が出した質問に対し沖縄市側の回答は、曖昧な答えや古い資料の引用だったりするものが多く、決して納得できるものばかりではありませんでした。

行政の仕組みの上では当然、答えられないものも多いのでしょう。

たしかに今から考えると、ちょっと『事務局いじめ』みたいになってしまった感はあります。

現行の事業計画に対して批判的な発言も確かに多かったです。


また今回の会議では、はっきりと『市は埋立を止める権限がない』ということがわかり、一時会議は騒然となりました。

それに対し、会議の意味を問うような発言もあったと思います。

会議は、東部海浜開発事業を精査し、その情報を広く市民に公開することと、市長が事業に関して判断をする材料を提供することが目的で、是非を問うことが目的ではありません。

それは委員の誰もが認識しており、誰も会議で是非を問おうと思っていはいないはずです。

しかし、もし埋立を止める権限が市長に無いとしたら、市長の「事業の判断」とは何のことなのでしょう?

もし事業を現行の計画のまま進めるという事しか選択肢がないとしたら、市長の判断を待たずに結果が出てしまっているということで、そうなると会議は意義を見失ってしまうのではないか。
私自身、そういうショックを受けました。


そういう雰囲気が、傍聴者の方に先のような印象を持たれてしまった要因なのかもしれません。

その点については、今後の会議では発言に気をつけなければならないと肝に銘じたいと思います。



弁解をさせてもらえるのであれば。



会議は、事業自体をダメだと結論付けているわけではなく、現行の計画には納得できない部分が多いといっているということ。

事業が止められないのであれば、市長は何を判断する為に会議を召集したのか、ということにとまどっているということ。止められなければ意味が無いというのではなく。

会議に参加している委員の全員が、『是非を問う会議ではない』『市民の代表ではなく一個人として参加している』ということを深く認識しているということ。


これらの事をどうかご理解いただきたいと願います。



会議の存在意義については、先の記事、『もともと選択肢が1つしかないとしたら、この会議に意味はありません』と書いています。

ここだけを見れば、『検討会議は事業を止めることが出来なければ意味が無いという委員もいる』と受け取られても仕方がないかもしれません。

しかし私は、現行計画を実行すること以外にも、選択肢はあると信じています
事業を止めたいのではなく、沖縄市にとって最良の選択をしてほしいのです。

その為に、考えられる選択肢をできるかぎり市長に提示するのがわれわれ会議の役割なのではないか、いまはそう考えています。




何にせよ、傍聴者の方から見て、会議やこのブログに誤解を招くような部分があったことは、反省すべき点だと考えています。

できるかぎり、理性的に、客観的に、公正公平に、発言するよう心がけたいと思います。


これからも、どうか会議を見守っていただけると助かります。

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